前回
脚が太い方は、姿勢や歩き方の悪さで、日常生活しているだけで脚に負荷をかけて、鍛えているのです。それで、筋肉が付き過ぎて太くなっています。
それなのに、そのうえ筋トレやランニングで脚の筋肉を鍛えると、さらに筋肉が発達して脚を太くしてしまうのです。
ふくらはぎ(下腿)が膨らんでる、『ししゃもあし』も、筋肉が付き過ぎているためです。
それなのに、スクワットとストレッチで改善させるとか、マッサージで改善させるとかは、ありえません。
また、O脚は内転筋が弱いためで、内転筋を鍛えてO脚を改善させるというのも、ありえません。
●スリムな脚は、筋肉もスリムです。
●キレイな脚は、筋肉もキレイです。
つまり、姿勢を整え正しく歩くことができれば、脚が太くなることはないのです。
しかし、長年の生活パターンやクセで、これをなおす事が一番難しいのです。
難しいから、簡単にできる筋トレに逃げているのかもしれません。
で、終わりました。
今回は、『 筋トレ = 細くなる 』と思いこむ理由として、脂肪率のワナがあります。
このあたりを、説明していきたいとおもいます。
脚の場合、筋肉太りしている人が多いと、前々回から説明してきました。
あしが太い・下半身太りの場合モモの筋肉が付きすぎていることが多くあります。
それなのに、筋トレで筋肉を鍛えて、さらに太くなりますよと。。。(≧◇≦)
『筋トレで、脂肪が落ちた。これは脂肪が筋肉に変わったからですよね?』 との質問をよくされます。
この文章で、おかしなところが2つあります。
1、 筋トレで脂肪が落ちた。
● このことは前から説明している通り、運動や筋トレでは脂肪は落ちにくいということです。
正しくは『食事や間食に気を付けて、脂肪が減った。』です。
2、 脂肪が筋肉に変わった。
● 脂肪が筋肉に変わるとか、筋肉が脂肪に変わるということはありません。
脂肪と筋肉はまったく別のものなので、ひとつのものが脂肪になったり筋肉になったりすることはありません。
正しくは、『食事を変えて脂肪が減った。運動をして筋肉が付いた。』 になります。
考えてみれば、当たり前のことだけど勘違いされている方も多くいます。
一つの原因としては、脂肪率があります。
これを『脂肪率のワナ』と勝手に読んでいるわけですが、説明していきたいと思います。
毎回、おなじみの太ももの断面図です。
もっと簡単にすると下の図のようになります。
真ん中の白い部分が骨、ピンクが筋肉、周りの黄色が脂肪です。
例えば、骨+筋肉が80 脂肪が20 とします。
この場合全体が80+20=100となるので、脂肪率は20÷100=0.2 20%となります。
この方が筋トレをして 筋肉量が20増えて、80→100になったとします。 骨+筋肉=100
ただし、脂肪は運動では減りにくいので変化なしの20とします。 脂肪20
すると、全体が100+20=120となるので、脂肪率は20÷120=0.166 17%となります。
つまり、脂肪は減っていないのに、脂肪率は減っているのです。
つづきは次回。
なるべく早く更新しますね。・・・・・・・・たぶん?